今週の練習4月20日 ~ウォーミングアップで大切なこと~
【時間】 19時00分~21時00分
【場所】足利大学附属高等学校レスリング道場
【練習内容】
・準備運動
(ジョギング、ダッシュ、マット運動、etc...)
・補強運動
(四股、ジャンピングスクワット、etc...)
・スタビリティ・トレーニング
・組手、崩し
・タックルに入ってからの攻防
・グランド技練習(四つん這いの状態からの攻防)
・整理体操
こんにちは、足利ミニレスリングクラブです。
今週も、先週に引き続き、場面に応じた練習を重点的に行いました。
来月にさくら大会を控え、練習内容もより実戦的なものとなって来ました。
ミニレスの練習では、普段はスパーリングを含む実戦的な練習よりも、準備運動や補強運動などに多くの時間を割り当てています。
これは、まずは基礎的な身体能力を強化して、レスリングの下地を作るためです。
基礎的な身体能力が備われば、自ずと応用力も強化され、実戦的な動きも身に付きやすくなるという考え方です。
レスリングは、シンプルに考えれば、相手の身体と自分の身体をコントロールする競技だと言えます。
レスリングの身体操作には、日常ではあり得ないような動きが多く見られます。
日常とは違う動きを身に付けるためには、普段から意識的に反復練習する必要があります。
準備運動や補強運動はあまり面白くないと感じることがあるかも知れませんが、強い選手は例外なく基礎的な練習を大切にしています。
一方で、準備運動や補強運動は得意なのに、スパーリングなどで実戦的な動きがなかなか上手くできないという人もいると思います。
そういう人は、もしかしたら基礎的な練習をただ何となくこなしているだけなのかも知れません。
例えば、マット運動の中でローリングの体捌きをシャドーで繰り返す練習を行っていますが、回転し終わった体勢からすぐに元の体勢に戻っているでしょうか。
ローリングが成功したとしても、相手を回し終わった後に自分の身体が伸びてしまっていては、相手に簡単にスイッチバックを許していまいかねません。
このように、基礎練習の段階で、試合を想定した練習を行わなければ、かえって変なクセが付いてしまい勝てなくなってしまいますので、普段から実戦を想定した練習を心掛けるようにしましょう。
一つの技が成功しても油断することなく、すぐに次の技へ移って追加点を狙う…そういう積極攻勢のレスリングを身に付けることこそが勝利への常道です。
今週も練習おつかれ様でした。