今週の練習9月23日 ~ 小さな目標をつみかさねよう ~
【時間】 19時00分~21時00分
【場所】足利大学附属高等学校レスリング道場
【練習内容】
・準備運動
(ジョギング、インターバルトレーニング、マット運動)
・補強運動
(ジャンプスクワット、四股、etc.)
・スタビリティ・トレーニング
・構え・組手・フットワークの練習
・タックル→グランドの連携
・グランドの防御
・スパーリング
・整理体操
9月も終わりに近づき、だんだんと涼しい日が増えて来ました。
いよいよスポーツの秋。ミニレスでも、いっそう練習にはげみたいと思います。
今週は、前回に引き続きタックル→グランドでフォール、ポイントをねらう練習をしました。
グランドでは、ネルソンとローリングの掛け方のポイントを復習しました。
グランドの防御についてもあわせて練習しました。
攻撃と防御は表裏一体ですので、必ずセットで練習しましょう。
例えば、ネルソンを掛ける場合、攻める側は、肘で相手の首に体重をかけて動きをコントロールしつつ、相手の片腕をホールドして足でマットをけりながら体重を移動して相手をひっくり返します。
逆に、守る側は、自分の首を押さえつけている相手の肘の位置を首からずらしつつ、相手が体重を移動するのに合わせてひっくり返されないように小移動をくり返してエスケープします。
ホールドされている腕を抜いて、相手によるコントロールから脱出できればベストでしょう。
つまり、技を掛けるポイントが分かっていれば、防御の方法も自ずと分かるのです。
これは、他のグランド技でもタックルでも投げ技でも、すべてに共通します。
技の練習では、
- 最初にどのように技をかけるのかを先生・コーチがやって見せる
- 技をかけるときのポイントを解説
- 実際にみんなで練習してみる
という流れで取り組みます。
技のイメージや全体的な形をつかみ、どこがポイントなのかを理解させた上で取り組むことで、練習の効果が高まるためです。
この中で、特に2.の解説はとても大切です。
同じ練習量をこなしていても、すぐに上達する人と、なかなか上達しない人がいます。両者を比べると、往々にして技に対する理解度に差があるように思います。
一見些末に思えるポイントでも、習得するのとしないのとでは技の効き方が格段に変わることもあります。
技を掛けるときのポイントや防ぐときのポイントなどを教えてもらったならば、なるべく早く習得できるように努力しましょう。
できれば、練習の度に「今日は、〇〇をできるようなるぞ!」という小さな目標を立てましょう。
その小さな目標をクリアするという体験を繰り返しているうちに、いつのまにかレスリングが上達していることでしょう。
余談ですが、9月15日以降、世界レスリング連盟の基準に合わせて、日本レスリング協会でも、従来の「テクニカルフォール」を「テクニカルスペリオリティ(Technical superiority)」、「判定勝ち」を「ポイント勝ち」と表記することになったようです。ただし、当分の間は旧表記と併記されるとのことです。
(https://www.japan-wrestling.jp/2023/09/16/213542/)
レスリングは頻繁にルールや用語が変わるスポーツですので、ミニレスでも速やかなキャッチアップに努めたいと思います。
今週も練習おつかれさまでした。